カーペットの繊維の麻
一番古くから使用されている繊維
カーペットの繊維に使用される麻についてご紹介します。麻という繊維は 種類が豊富ですが、どれも植物の幹や茎、葉から採取することができるものばかりです。主流なのは、亜麻(リネン)、ちょ麻(ラミー)、大麻(ヘンプ)、黄麻(ジェート)、マニラ麻です。 ですが、家庭用品品質の麻は先に述べた亜麻(リネン)や、ちょ麻(ラミー) のみを使っています。麻は人が生きた歴史と共に、一番古くから使用され ていた繊維です。
そして、ヨーロッパでは19世紀まで亜麻(リネン)を使用した下着が主流でした。そして、日本は何を使用していたかと言うと、麻のちょ麻を使用していたようです。そして、麻の特徴についてですが、麻は、とても耐熱性が高く、吸湿性ともに保湿性がとても優れている繊維となっているので、厚い夏でも涼しく快適に過ごすことが可能なのです。そして、ナチュラルなスラブやネップが兼ね備えられているので、独特のおうとつにも対応し、様々な表情を見せる繊維なのです。そして、繊維の中でも、一番シワになってしまうというった一面もあります。
肌が弱い人は刺激に気をつけて
ですが、そのシワをファッションとして利用する事もあるのです。そして、均一に染まりにくいといった点もあります。それは、繊維の部位によって、着色料の吸収性に差が出て来ているせいで、濃淡がとても、強く深い色に染まりやすく、ムラが出てしまったりするのです。そして、生成りは洗濯で白くすることが可能です。麻の生成りは、自然の色となっているので、同様の色を再現することが可能です。そして、洗濯で色褪せていくのです。そして、皮膚障害が起こってしまいやすい素材ともなっています。なので、肌が弱い人は、少しチクチクとした刺激を感じてしまうことがあります。


